化粧品はどこで買うのがいいか

私は、観光以外で外国に行くことがあります。

観光以外というと、まず思い浮かぶのがビジネスだと思いますが、私の場合ビジネスというにはあまりに小規模で、見学といった方がいいでしょうか。

 

上海、深圳、ソウル、バンコク等へ長くて2泊3日、短くて1泊2日で出かけて行って、現地の市場を見て廻り、気に入ったものがあれば買います。

予めアテンドをしてくれる人を頼んでおくので効率的に廻ることができます。

 

面白いのはソウルで、夕方か夜に着いてホテルに荷物を置き、美味しい夕食を食べてから東大門市場へ行って買い物をします。深夜の買い物後、2時か3時にホテルへ戻って仮眠をとります。朝になると9時頃から南大門市場へ行って昼頃まで買い物をします。またまた美味しい昼食後、空港へ移動し、帰国します。中身の濃い1泊2日です。

 

そんな簡単な短い旅でも免税店を利用することができますので、私は出国時の中部空港(セントレア)や訪問先の国から帰国する時の空港で化粧品をよく買います。飛行機内で買うこともあります。

 

普段使っているお気に入りの化粧品が安く買えるので、化粧品がきれそうになると行きたくなります。セントレアには顔見知りの美容部員さんもでき、会話がはずみます。また、その時もらうサンプルは旅先で使うのに重宝します。

 

前もってネットで注文しておけば免税価格よりさらに安く買えるのも魅力で、一時私は免税店が行きつけの化粧品店のようになっていました。

 

ところが、ある時、上海空港で買った美容乳液が、普段日本で買うものより柔らかいことに気付きました。美容乳液と言ってもクリームに近い形状なのですが、上海空港のものは明らかに違っていました。

 

顔につけるものなので何となく心配に思いながら毎日使っていました。そういう気持ちで使うと、効果があるどころか肌に悪いのではないかと思い、途中からつけるのをやめてしまいました。

 

このことを行きつけの化粧品コーナーの馴染みの美容部員さんに話すと、意外な返事が返ってきました。

「免税店で売られている化粧品は、どのように管理されているかわからない。」ということです。

 

私は、免税店で売っている化粧品は、その化粧品会社の管理下にあると思いこんでいましたが、それは間違いでした。

 

化粧品コーナーで買う、この場合はいわゆるカウンセリング化粧品ですが、正規の販売店以外では保管時の温度管理が厳密にされていないということでした。

 

温度管理のされていない倉庫に積み上げられた化粧品の箱を想像してみて下さい。

反対に、温度管理がきちんとされた状態で化粧品を保管し、購入者から返品があればどのような経緯でそうなったか等調べが入るほど製品管理や顧客対応がしっかりしている会社というのを想像してみて下さい。

 

金額以上の大きな違いがありますね。そのことを知ってから、私は免税店で買うのはメイクアップ用化粧品だけにして、スキンケア用化粧品を買うことはやめました。今でも金額的には残念に思いますが。

 

ところで、途中から使わなくなった美容乳液ですが、勿体ないので手につけて寝たところ、翌朝手がふっくらきれいになっていました。

やはり、十分効果はある!?